武田 虹羽 (Nijiha Takeda)
京都府出身。人との精神的なつながりをテーマに、作品を制作している。第三者的な視点から、他者の煩いを繊細に感じとられる作品で、感情や想いを目に見えるようにする。様々な素材に触れてきた中で、壊れやすく不安定でありながら、物質として半永久的に残るというガラスの相反する性質が、まるで人の内面を表しているように感じ、その魅力に惹かれていく。
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研究テーマ
「内在する痕跡の探求」 -気泡を用いたガラス作品の制作-
ガラスとの間に窪みを作り溶着させることで、「時間」「痕跡」として気泡が内包される。その儚い空気は、揺らぎと永遠、自然と人工の狭間でその存在を問い続ける。空気も素材として扱うことで“偶然入ってしまったもの”で完結するのではなく、普段目に見えないものを可視化することには何か意味があるのではないか、また必然的に操作することが出来るのかなど、発想の外にあった可能性が広がっていく。気泡が光と交わった時にどのような色や形を見せてくれるのか、それを生かすガラスの形や厚みは何が最適か、これから研究を重ねていきたい。
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研究経過発表
ブルズアイガラスを用い、温度帯で気泡の形がどのように変化するのか、850℃まで温度を刻み実験を行った。かなり高ペースで温度を上げていったため、気泡が潰れてしまった。どのような温度帯で、キープ時間を決めていけば良いのか、まだまだ実験の余地がある。
もう1つの実験として、ガラスの凹部分にパウダー、アベンチュリン、重曹、炭酸カルシウムを加えた。今回は実験的な制作が多かったため、次回発展としてはそれをどう魅せていくのかを詰めていきたい。
また、Aスキで板ガラスを作ることも同時並行で進めており、試作を重ねていこうと思う。 |

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名古屋芸術大学での研究発表 |
発表テーマ
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ガラスについて
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