研究テーマ
「内在する痕跡の探求」 -気泡を用いたガラス作品の制作-
ガラスとの間に窪みを作り溶着させることで、「時間」「痕跡」として気泡が内包される。その儚い空気は、揺らぎと永遠、自然と人工の狭間でその存在を問い続ける。空気も素材として扱うことで“偶然入ってしまったもの”で完結するのではなく、普段目に見えないものを可視化することには何か意味があるのではないか、また必然的に操作することが出来るのかなど、発想の外にあった可能性が広がっていく。気泡が光と交わった時にどのような色や形を見せてくれるのか、それを生かすガラスの形や厚みは何が最適か、これから研究を重ねていきたい。
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