竹中 杏珠 (Anju Takenaka)

2003年、岐阜県大野町生まれ。幼少期の頃から本の世界に没頭することが好きだった。高校生の時、デイル・チフーリの作品を見てガラスの世界に興味を持つ。2022年、大垣商業高校を卒業後、富山ガラス造形研究所に入学。

研究テーマ

「人に還元するガラス」

ガラスに触れた時に感じた人間っぽさを分析し、それが表現に繋がるように研究する。ガラスを通して、人間そのものや人間を取り巻く社会などを再認識したり、深く思考できるような表現を模索する。

制作キーワード「人間、人体、人型、場所」

名古屋芸術大学での研究発表

発表テーマ

「還元する」

貴方はかつてそこにいたのに、
貴方は確かにそこにいたのに、
そのことを証明する手段を持っていない。

無辺際な宇宙と時間の中で、
貴方の所在を求めたとき
静かに佇む土偶と出会った。

私の制作は、所在への疑問や存在の追求から始まる。制作の過程で生まれたものや作品が、めぐりめぐって世界や人に還元することを願っている。

ガラスについて

相反する性質が一つの物質として、均衡を保って生きているところに強い魅力を感じる。





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