丸山 絵莉菜



研究テーマ


「フュージングの可能性とガラスの装飾について」

フュージングは、私にとって、窯の温度帯やその時のガラスの状況によって、ガラスがなりたいように溶けて縮んだり、形をとどめてくれるところがとても魅力的でその偶然を楽しみながら制作をしています。フュージング=ガラスを溶かすことで、作れるものは主に平面的なものが多いのですが、それをスランピングやザギングで立体化させるなどの従来の方法ではなく、独自の方法で立体化させたフュージング作品を制作し、新たなフュージングの魅力やガラスの表情を追求したいと思っています。

◯フュージングを立体化させる。
→薄くて焼成後の取り外しが簡単に出来る型の製法と形の実験

◯色ガラスのパウダーだけでフュージングして作ったパーツや、色ガラスの パウダーとcmcのりを混ぜて絞り袋に入れクリームを絞るように絞ったものをフュージングする実験

◯ガラスで装飾していくこと、ガラスを使って装飾すること、なぜ装飾するのか、装飾したいのか、明確な答えを探す。

◯作品を作る上でどの温度帯が1番適しているのか、プログラムの組み方を研究する。

ガラスについて

ガラスの印象として、硬くて冷たいところや熱を加えることで熱くて柔らかいところといった相反する特徴を持っていると思う。
制作していく中で、いつか割れてしまうガラスの脆いところと、それでも形をとどめようとするガラスの力強さを感じ、わたしは、それがとても魅力的だと思う。そして、ガラスの脆くて,でも力強さがあるところが人と似ていると考える。窯の中でガラスがどういう風に溶けて形を作るのか、ガラスや自分と向き合い、ガラスと対話をしながら作品を制作しています

⇩実験




⇩展示実験




研究発表
会場:名古屋芸術大学beギャラリー




トップに戻る

© Koichi Matsufuji, All rights reserved