井川 紗恵 (Sae Igawa)

2001年、北海道生まれ。部活動で油絵制作をしていく中で芸術に興味を持つ。北海道帯広商業高等学校を卒業後、日本一寒い町へ就職。星空を見ながら過ごす。小樽市でガラス作品に出会い、2022年、富山ガラス造形研究所に入学。

研究テーマ

「質感と色」

他素材(アルミホイルや箔等)を使用して独特の質感を目指す。
パウダーやビレットでの色の組み合わせを模索する。

名古屋芸術大学での研究発表

発表テーマ

「アルミ箔を使用した質感の追求」

焼成温度、焼成時間、形の組み合わせによって起こる質感を模索していく。
趣を感じられるような器を目指して制作する。

ガラスについて

光と影のコントラストに人の目は惹きつけられるのではないかと考えている。
ぱっと目を惹き綺麗だと思うこととコントラストには強い関係性があると思う。それを体現したような存在であるガラスに惹かれていた。
一方で現実を生きる私達の日常はそんなにドラマチックなものではない。近年は刺激的なものが周りに溢れている。私はスマートフォン1台からでも満足な刺激を受け続けることができて、どこにいても満たされて生きていけるような気がしていた。しかし、仮想現実の世界に浸る日々の心地良さと現実社会で生きる自分の虚しさは強いコントラストとなっていった。
現在は刺激から遠ざかった慎ましいガラスの姿を好ましく思い、日常とのかかわりを意識して制作している。 。






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