小木曽 華子 (Kako Kogiso)

岐阜県生まれ、愛知県育ち。2023年富山ガラス造形研究所入所。現在在学中。

研究テーマ

「記憶とガラスをつなげる」

幼年期から青年期ごろの記憶は今の自己を構成するものとして良くも悪くも強く影響している。美しい思い出の裏には苦しかった記憶がある。ガラスという素材も美しくも危うさを持ち合わせている。自分の記憶とガラスをつなげ、作品という形へ変化させることで自分を俯瞰して見ることができたら、その時自分は何を感じるのだろう。そして他者はどう見て、感じるのか。そんな試みを行っていきたい。

研究経過発表






名古屋芸術大学での研究発表

発表テーマ

「人とガラスを繋ぐ」

ガラスも、人と人との関係も、透明性によってあるはずの境界を無意識に無いと認識してしまいがちだと思う。私は「ガラスを通して人を見る」ことを鑑賞者に意識的に行わせることで、改めて自己や他者について考え直すきっかけにならないか作品制作を通して探っていきたい。

ガラスについて

ガラスは透けているのが特徴的な素材で、その特質は扱い方次第で何物にも代えがたい力を発揮できるものだと思う。しかし扱いが難しく、なかなか思うように力を発揮させてあげられない素材でもあると思う。それでもガラスに魅了され、物を作ってみたいと思ってしまうから、憎い。




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