Mae Noguchi
野口 真愛



研究テーマ


「ガラスの器を作る技術やプロセスの習得」

考案する作品のスケッチや参考資料から、器の形状やガラスの素材感、絵柄などを組み込み ながら制作する。 そのプロセスの中で試行錯誤し必要な技術をしっかり身につける。





ガラスについて

私にとってガラスの必然性とは、光を透過させることです。様々な技法によって作られる作品には、光りを通すものが多く見られます。加工によってその光に強弱をつけることができ、色味や質感を変えることによって非常に様々な表現ができます。また熱を帯びたガラスは、有機的な躍動感があり、自分が今までに見たことのない物体へ変化する形態に興味があります。それは、伸びゆく姿や、柔らかそうに見えたり、張りのある質感になるなど、とりどりの容姿に移り変わります。そのガラスの内側と外側の形態や、表面にガラス素材の不思議さも感じました。私はそのようなガラスに魅了され、造形したいという気持ちに駆られました。ガラスを造形するにあたって、器やオブジェクトなど、多様な形に創造していくことができます。そのような可能性を広げていきたいと思います。


焼成後



光を透過させた実験


5分の1サイズのマケット(吹きガラス)





プレス型(テスト用)


プレス型の本制作風景



経歴

1993年生まれ、大学卒業まで横浜で育つ。2014年自由が丘産能短期大学秘書コース卒業後、幼少期から好きだった工作や絵画を学び続けたいと考え、美術系の学校へ進学を決意する。予備校に通い、デッサンやデザイン画に真剣に取り組み、2015年多摩美術大学工芸学科に入学。大学卒業後にはガラスの研究を重ねたいという思いから、2019年富山ガラス造形研究所造形科に入学し、日々制作に取り組む。

研究発表




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