ガラスについて
ガラスの特徴としてよく挙げられる透明性は、「目に見えないけど存在するもの」を表現するのにとても有効だと、私は考えている。
ガラスを通した向こう側の景色であったり、光を吸収して輝きを放つことが出来たり、ガラスの持つエネルギーや存在感は空間の空気を変える力を持っている。私はガラス自身が持つ「エネルギー」に惹かれたのかもしれない。ガラスは、物理的および概念的に機能する素材だと感じる。
また、ガラスは固体にもなれば液体にもなる。金属のような表情も出せれば石のような表情も出せる。素材一つで様々な表現が出来るのも魅力の一つだと思う。 |