研究テーマ
「内心」という言葉を視覚化したい
硬くて冷たくて壊れやすいからこそ、ガラスにはクールなオーラがある。
ガラスのオブジェを手にすることは、月を手にするようなものだ。
人生のほとんどの人は内面が温かく、どんなに冷たい人でも内面には熱い面を持っている。 私は、人々のそのような暖かい面を呼び覚ましたい、あるいは人々の心に暖かさをもたらすことができる小さなオブジェを使いたいのです。
ガラスはその性質上、冷たくて、硬くて、壊れやすいという性質を持っているので、ガラスという素材は運命的なものを感じる素材だと思うし、ガラスで人の心を表現するのに一番適した素材だと思うんです。 だから、人は強くなければならないし、あらゆる人間性の中で時には少し冷たく見えても、その根底にはやはり温かくて柔らかい形があり、傷つくのが怖いから、壊れるのが怖いから、もう少しだけ、もう少しだけ自分を守ろうとするのだということをガラスで表現したいと思っています。 このようなものを手に取ってみてください。冷たくても、時間をかければ手のひらと同じ温度まで温かくなります。これも人間の心とよく似ていて、私たちが発見するのを待っている柔らかい部分があるに違いないと思います。
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