王 承龍 (Wang Chenglong)

1979年、中国、北京生まれ。2003年、清華大学で建築学の学士号を取得し、2006年、カナダのトロント大学で都市計画の修士号を取得。その後、建築デザイナーとして中国で活動。主に図面を使った建築作業を行っていたが、自分の手で物を作ることにも興味がある。建築見学のために来日した際、偶然ガラスと出会った。2022年、富山ガラス造形研究所に入学。

研究テーマ

「植物をガラスに翻訳する研究」

タエリング(tiling)できる五角形の形状を使用し、本物の植物をガラスに「翻訳」することで、実用的な器を作りながら、数学、自然、時間、そして人間の関係を探求します。




名古屋芸術大学での研究発表

発表テーマ

「翻訳」

キルンキャスティングという技法を使用し、本物の植物をガラスに「翻訳」することで、実用的な器を作りながら、数学、自然、時間、そして人間の関係を探求する。

ガラスについて

私にとって、キルンキャスティングという技法で作られたガラスは、まるで化石のような存在に感じられる。人工的な物も自然な物も、過去の物も現在の物も、型として作られることができるすべての物は、一定の熱を加えると、ひとつのガラスになれる。そして最終的な透明なガラスは、実体を残さずに、時間の断片を残しているように思える。





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