Youko Miyamoto
宮本 陽子



研究テーマ

特定の素材に限らず、身の回りのものを選択、配置することで生まれる、新たな価値や意味、あるいは空間性を研究したい。

手法

・身近なもの(なるべく金銭のやりとりが生じない方法で入手する)をブリコ ラージュし作品をつくる。
・そのさいに、集めてきたものに付随するイメージを自分の中で分析する。(言語化やドローイング)
・またブリコラージュしてつくる作品群に一定のテーマをもたせる 。(例、ジュエリーというテーマでつくる等)




ガラスについて

私は幼いとき、キラキラしたものが好きだった。透明で光を透かすと手のひらに虹色の影を落とすビー玉やおはじきやビーズは自分の中では宝石と同じような価値があった。これは大人になった今も変わらず、ガラスでできたもの、に対して純粋に魅力を感じる。ガラスは日々コップやお皿や花瓶等々プロダクトとして私たちの身近に存在している。透明なものはプラスチックや樹脂等もあるが、ガラス特有の重さ、逆に丁重に扱わないと割れてしまう繊細さは、ガラスでつくられた製品を特別なものにしているように思う。ガラスは工業製品のイメージもあるが、それと矛盾する利便性だけではない良さがある。大量生産されるような工業的な側面と、むしろ加工しずらかったり扱いづらい側面の両方あることが、今の社会における複雑さを内包していると私は考える。


焼自室から出てきたもの
(床に転がっていたり、アクセサリー入れに入っていたり、友達が置いていったもの)


実家の事務用机の引き出しに入っていたもの


学校に持っていこうとして、いつかの自分が箱にまとめていたものたち


並べたグループで組み合わせて作ったもの
ゆびわ



並べたグループで組み合わせて作ったもの
拾ってきたシーグラス、小石置き
自分の拾ってきた程よい薄さ小ささのものを飾ることができる台座のようなもの


並べたグループで組み合わせて作ったもの
小さな草花挿し
口がふたつあるので2輪挿にもできる




研究発表



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